簡単にいうと日本の国債管理策は基本的に、イギリスのまねが多い。
それを管理するのが、国債整理基金。
これを管理する特別会計もイギリスの減債基金をまねたモノらしい。
そもそも、中央銀行である、日本銀行の設立に関しても、
イギリスに聞きに言ったら、スコットランド銀行を手本にするよりも、新興国の日本はベルギー国立銀行を手本にしたほうが言われて、定款などはほぼ、そのまままねという話もどこかで聞いた覚えがあります。
国債整理基金特別会計については、国債整理基金特別会計法(明治39年3月2日 法律6号)に基づき、設置された国債を管理するための会計。
日本の国債の借換と償還に関してはこちらの特別会計から出ていきます。
法律上、日本の国債は60年償還と言うのが原則。建物等の耐久期間が60年とされるから、借り換えを行っても、最終的には60年後には償還しましょうということ。
それに基づき、毎年一般会計からこの国債整理基金に60年償還のための定率な繰り入れと、借り換えのための、国債費が入ってきます。
また、借り換えに関しても、国会の議決により、前倒し発行が認められています。
財務省の資料によると、平成17年度は30兆円の借換債の前倒し発行するようです。
法律上、日本たばこ産業株式会社(JT)の株式の所属や配当、日本電信電話株式会社(NTT)の所属株式や配当はこの国債整理基金に一部、属することになっていますので、配当が出たらこの基金分の収入に組み入れられます。
先日、20年におよぶNTT民営化が一段落と言うニュースがありましたが、この売却した株式のお金の一部はこの基金に入ってきます。
また、借換債を発行した際など余剰に余った現金は日本銀行との国債現先取引を行い、そのときの金利支払いを浮かすようなことも行っています。